禪院甚爾、真希、真依と、「いとこの関係」である禪院直哉について解説します!
注意:この記事は、重大なネタバレが含まれる可能性があります。アニメ派の方や、本誌をまだ読み進めていない方が閲覧する際はご注意ください。
プロフィール
基本情報
138話で初登場!禪院家26代当主・禪院直毘人の息子で、特別1級呪術師の一人である『禪院直哉』。
禪院家の禪院真依(ぜんいん まい)・禪院真希(ぜんいん まき)・伏黒甚爾(ふしぐろ とうじ)とは血縁関係にあり、『いとこ』ということになります。
関西弁キャラ。目元はキリッとしていて顔立ちは結構整っているイケメンですが、発言から分かるクズです(めちゃくちゃ口が悪いですよね、でも筆者は嫌いじゃない)。
名前 | 禪院直哉(ぜんいん なおや) |
年齢 | 27~28歳(五条の1個下) |
等級 | 特別1級呪術師 |
性格 | 自己評価が高い 周りを見下しがち 口が悪い |
生得術式 | 投射呪法(とうしゃじゅほう) |
領域展開 | 時胞月宮殿(じほうげっきゅうでん) |
禪院家の次代当主について
フルダテという人物が現れ、直哉・扇・甚壱の三人へ禪院家当主・禪院直毘人が亡くなったことを伝え、直毘人の遺言状を読み上げます。
禪院直毘人の遺言状の内容
- 禪院家27代目当主を禪院直哉とする
- 高専忌庫及び禪院家忌庫に保管されている呪具を含めた全財産を直哉が相続し、禪院扇・禪院甚壱のいずれかの承認を得た上で直哉が運用すること
- ただし、なんらかの理由で五条悟が死亡、または意思能力を喪失した場合、伏黒甚爾との誓約状を履行し伏黒恵を禪院家に迎え、同人を禪院家当主とし全財産を譲るものとする
フルダテが遺言状の内容を読み上げた後、直哉が怒りを見せる一方、扇と甚壱の二人については伏黒が当主になることは直哉よりマシだと判断した模様。
直哉は、伏黒が東京で虎杖悠仁捜索中なことを聞くと、虎杖悠仁を殺すと宣言。
自身が禪院家の当主となるため、東京で伏黒・虎杖の二人をまとめて殺すことを考えます。
術式:禪院家相伝『投射呪法』
呪術界御三家・禪院家相伝の生得術式。禪院直毘人を『最速』と言わしめた術式で、主な使用者は禪院直毘人と禪院直哉となります。
投射呪法(とうしゃじゅほう)について
- 1秒を24分割、己の視界を画角とした24コマのとみなす
- 予め動きをアニメのコマ打ちの要領で制作
- この作った動きは、途中で修正不可
- そして、作った動きを最速で後追い
- 術者自身、術者に触れられた者も1/24で動きを作らなければならない。
※失敗(過度に物理法則や軌道を無視した動き)をすれば、1秒間フリーズしてしまう。
【投射呪法のメリット】
- 物理法則、軌道を”過度に無視しない”限り最大速度で動くことができる
- 対象の相手にも動きを強制できる
『投射呪法』は、物理的法則を無視した動きを作ってしまうとフリーズしてしまうので、使用するには扱うセンスが必要です。
投射呪法のスピードは上げられる?
禪院直哉の「逆に絶えず術式を重ねれば重ねる程 出せる速度は上がっていく」と発言しています。
この発言から、投射呪法のスピードは上げられることがわかりました。
投射呪法の速度をあげるには?
「もうちょい 速うしてみるか」と禪院直哉は、過去の敗戦から学習し術式の重ね掛けによって、自身の速度を爆発的に引き上げることに成功します。
投射呪法は1秒を24分割、己の視界を画角とした24コマのとみなすとされています。
この24fpsを、1秒間に30fpsや60fpsにフレームレートを上げることによって、速度は上がる可能性があると考えます。
フレームレートって何?
フレームレート(frames per secondの略)とは、1秒間の動画が何枚の画像で構成されているかを示す単位のことです。
日本人が見てスムーズだと思えるフレームレートは、24fps〜30fps程度と言われます。
- 24fps=1秒間に表示可能な画像は24枚 = 禪院直毘人/投射呪法
- 30fps=1秒間に表示可能な画像は30枚
- 60fps=1秒間に表示可能な画像は60枚
投射呪法の禪院直哉がスピードを上げるとなると、30fps以上の速さで動くことが必要になりますね。
ただ、直毘人は物理法則、軌道を”過度に無視しない”というリスクを考えて、実戦で使う上で最適なのは24fpsだと結論付けたとも考えられます。
禪院直哉→呪霊になるまで
17巻 151話
躯倶留隊(くくるたい)・「炳ヘイ」の術師たちを殺害した真希の前に現れた直哉。投射呪法の圧倒的なスピードで真希を追い詰めますが、真希に投射呪法を見破られ敗北。
17巻 152話
151話にて、真希に敗北し瀕死状態の直哉ですが、なんとか屋敷へ這って戻ります。
トドメをさしていなかったことから、「詰めが甘い」と真希のことを笑いますが、そこに包丁を持った真希・真依の母親が登場し、背中から刺されて死亡。
禪院直哉 死後、呪霊に
33話にて「術師を殺す時は 死後呪いに転じないように 呪術で殺す」と説明されています。
屋敷に戻り、真希・真衣の母親が直哉を刺した時、呪力を込めていません。従って、直哉が死後呪いに転じて呪霊として再登場。
→呪力がない真希の母親によって、直哉は包丁で殺される→直哉は死後、呪霊に転じる。この流れです。
直哉が作中初めて登場した怨霊となります。イモムシのような形の呪霊と化しました。(※里香の呪霊化については、乙骨の力と互いの”同意”と”縛り”で偶発的に生じた例外。)
領域展開:『時胞月宮殿(じほうげっきゅうでん)』
190話 〜 198話 桜島結界
呪霊として桜島結界に姿を現します。
顔面の穴から禪院直哉の顔が表面化し、不気味な笑みを浮かべながら真希へ「俺も来たで『こっち側』」と告げます。
イモムシ型の呪霊…なかなか気持ち悪い…
呪霊の体から人間の頃の上半身を生み出し、領域展開「時胞月宮殿」を繰り出します!
呪霊の姿で領域展開「時胞月宮殿」
「時胞月宮殿」の特徴
外観は、巨大な眼の付いた膣・子宮・卵巣が浮かんだ黒い空間。
モチーフは、『月宮殿』
月宮殿または月宮、広寒宮、広寒府、蟾宮、月府は、伝説に登場する月にあるとされる宮殿。
そこには不老不死の薬を飲んだあと月へと逃げかくれた嫦娥(じょうが)が住んでいるとされる。
天女が通常は月宮殿で舞をつとめているという。(wikipediaより抜粋)
【必中効果】
- 領域内に引き込んだ相手に、投射呪法の24分割した動きの強要
- 失敗すれば1秒間フリーズ
領域による術式の強化により、術式対象はより細かくなります。
投射呪法を細胞レベルで適用させるのが、「時胞月宮殿」。
細胞1つ1つに対して1秒間フリーズが適用するため、体を動かせば細胞1つ1つの動きがずれて即瀕死状態。領域内にいる全ての対象者が自動的に行動不能になるなかなか協力で厄介な領域。
領域対策が無ければまず終わります。無くなった体の部位の再生については、反転術式でも再生させるのは困難。
直哉の領域がなぜ女性をモチーフにしているのかは分かりませんが、直哉が女性を見下していることが関係している可能性が高いのかもしれませんね。
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