死滅回游・東京第1泳者の一人である『日車寛見(ひぐるま ひろみ)』について、解説します!
注意:この記事は、重大なネタバレが含まれる可能性があります。アニメ派の方や、本誌をまだ読み進めていない方が閲覧する際はご注意ください。
日車寛見の基本情報
プロフィール
年齢 | 36歳 |
職業 | 弁護士(岩手弁護士会所属) |
術式 | ・ガベル(木槌)を持っている(=おそらく呪具だと考えられる。) ・式神「ジャッジマン」 |
領域展開 | 誅伏賜死(ちゅうぶくしし) |
反転術式 | 宿儺との戦闘中、ぶっつけ本番で習得 |
死滅回游・東京第1泳者の一人。現在は、岩手弁護士会に所属している弁護士です。T大法学部受験、法科大学院導入前の旧司法試験など、様々な難関試験をストレートで通過する『天才』。
呪術師としても『天才』で、完全な独学で術式を覚醒させ、たった12日間で術式の解明から呪力による身体強化を会得。
これは、弁護人として立場の弱い人々を護るために日々尽力していた日車でしたが、検察側の不当な裁判・金と人材にものを言わせたによって無罪を覆され、さらに担当していた被告人からも恨みのこもった目を向けられ、怒り爆発。
式神・ジャッジマンを召喚し自らの術式・戦闘スタイルを確立し、一級術師クラスの戦闘能力にまで成長しました。
なんでも器用にできてしまうまぎれもない天才。この日車の潜在能力は羂索や宿儺も一目置いているようです。
生真面目な性格だけど、日車は30半ばを超えてグレたんだって!
みんな色々あるよね!
【死滅回遊泳者は2種類】
- 羂索と契約して呪物となった過去の術師が受肉した所謂受肉体
- 現代に生きる非術師が羂索によって脳を改造され無理やり術師になった者
日車は、後者。元々非術師・羂索によって脳を改造され無理やり術師になりました。
術式
ガベル(木槌)
日車が手に持っていて、このガベル自体がもつ効果は単純ですが、術式の一種で、領域展開を発動・終了させるきっかけにもなっています。
武器としても使われ、自在に出現させたり消したり巨大化させることができる。
©芥見下々/集英社
日車が直接戦う際、相手は誅伏賜死によって術式と呪力操作を奪われていることが多く、天才的な呪術師としてのセンスにより多様な変化を見せて攻撃することができる。
また、ジャッジマンが最も重い罰である『没収』を付加した『死刑』を下すと…
“斬られた者を例外なく死に至らしめる『処刑人の剣』”に変化します。
©芥見下々/集英社
式神『ジャッジマン』
「正義の女神テミス」を連想させる、天秤の姿をした式神。まぶたを縫い付けられているのが特徴です。
目隠しの意味は、前に立つ者の顔を見ない・法は貧富や権力の有無に関わらず万人に平等に適用されるという「法の下の平等」の理念を表しています。日車でさえ相手にも味方しない完全な中立の立場。
©芥見下々/集英社
領域展開:誅伏賜死(ちゅうぶくしし)
領域展開『誅伏賜死』=誅伏:罪を責め認めさせて服従させること/賜死:死刑の一種。
発動条件
日車がガベルを打ち鳴らすことで発動。領域内は、周囲にギロチン台が立ち並びます。
領域内の術式効果
「刑事裁判を簡易的に再現し、その判決によって対象に罰・ペナルティを科す」というもの。
領域内での暴力行為は一切禁止で、裁判に応じる以外の選択肢を失います。
日車の式神である『ジャッジマン』を裁判官として擬似裁判を行います。
©芥見下々/集英社
ちなみに、領域自体に必中効果はないよ!
無罪となった場合はペナルティを与えることはできません。
また裁判が開始される前に、これらのルールを相手に伝えるという縛りも存在します。
※日車とジャッジマンの間で情報が共有されることはない。(万人に平等に適用されるという「法の下の平等」の理念から公平に進められる。)
誅伏賜死:裁判の進め方
①過去に犯した罪を提示
式神『ジャッジマン』は、領域内にいる全ての者について把握しています。その中から相手が過去に犯した罪の一つを両者に提示。
その罪にかかわる証拠を日車に提出。
この証拠は提出時点で日車だけが知ることができます。
(※提示された時点での罪はあくまで候補、実際には無罪である可能性もあります。)
©芥見下々/集英社
②罪状について相手が申し述べる
罪を提示された本人は、「黙秘」「自白」「否認」の中から、いずれかを行います。
(「自白」により罪を認めた場合は、④へ。)
©芥見下々/集英社
③日車の反論
その後、公表された証拠を踏まえて日車が反論を行います。
ガベルを打ち鳴らすことで④に移行。
©芥見下々/集英社
④ジャッジマンの判決
ジャッジマンが2人の主張と六法のみに基づいて判決を下します。
ここで、「有罪」となれば、その内容に応じて相手に“ペナルティ”が与えられます。
©芥見下々/集英社
判決の種類
- 有罪(ギルティ)
- 没収(コンフィスケイション)
- 死刑(デス・ペナルティ)
©芥見下々/集英社
『有罪』『没収』『死刑』詳細
◾️没収(コンフィスケイション)
→有罪(ギルティ)になった相手から呪力を奪います。
- 術式の使用を一時的に不可能にする
- 術式のないものは呪力の使用不可にする
→日車だけが呪力による強化を受けた状態での戦闘が可能なため、一方的に有利な状況となります。効果時間・日車の術式解除以外で呪力を取り戻す方法があるのかは不明。
◾️死刑(デス・ペナルティ)
→誅伏賜死の判決で、相手の罪に有罪判決が出た際に発動。「斬りつけた相手を即死させる」力を持った「処刑人の剣」が日車の元に出現し、彼自身が執行する。
- 没収(コンフィスケイション)と必ず同時に発動→相手は呪力を全く使えなくなる。
- 呪力強化+処刑人の剣を持つ日車と戦わなければならない
【例】実際に虎杖が行った裁判
①虎杖が未成年でパチンコ店に入った
②トイレ借りただけと証言
③日車が提示した証拠には換金所にいる虎杖の姿
④裁判結果は「有罪」「没収」→虎杖は呪力が錬れなかった
⑤2回まで裁判のやり直しの請求が可能
相手は罪を認めない限り、2回まで裁判のやり直しを請求することができます。この選択は、日車にもジャッジマンにも拒否することはできません。
やり直し請求をされた時点で領域が解除されていて再び展開されますが、裁判の内容は前回とは全く別の罪状が裁かれます。
©芥見下々/集英社
まとめ
誅伏賜死、この領域に入れば絶体絶命ですね。
日車は、東京第1結界にて「死滅回遊」に参戦し、虎杖悠仁との戦闘の末に心を動かされて初心に帰り、虎杖の希望するルールを追加した後、姿を消しました。
元々真面目で、日々人のためにと思っていた日車。呪術師として大量に殺人を犯す前、誠実な人間だったということが様々なセリフから読み取れるんです。
虎杖の前では、冗談を言っちゃう可愛い一面もある日車。
今後の活躍も楽しみですね!
コメント