『呪術廻戦』の中で、史上最強の『呪いの王』と称される存在『両面宿儺』の領域展開について徹底解説!
注意:この記事は、重大なネタバレが含まれる可能性があります。アニメ派の方や、本誌をまだ読み進めていない方が閲覧する際はご注意ください。
両面宿儺ってどんな人物?
作中では略して『宿儺』と呼ばれる事が多いですが、正式な呼称は『両面宿儺』。
生前は腕が4本、目が4つ、口が2つの異形で、史上最強の『呪いの王』と呼ばれています。
特級呪物として宿儺の指が20本残っており、そのうちの一つを虎杖悠仁が取り込み、彼を器に受肉する形で復活を遂げました。
普段は虎杖に抑え込まれて意識は表には出てこれませんが、宿儺が肉体の主導権を握ると爪は黒く、顔や全身に紋様が浮かび上がり、両眼の下に更に小さい眼が開眼します。
呪術全盛期とされる平安時代に呪術師達が両面宿儺に挑みましたが、誰も勝つことができず、もはや意志を持つ災いだったようであるとされています(ちなみに、宿儺は作中でのカテゴリー的には、人間の呪詛師)。
宿儺のあまりの強大さに、死してなお遺骸である20本の指は呪物と化します。その指ですら1000年間に渡って誰も消し去る事ができていません。その呪物・宿儺の指の一部は呪術高専の保管庫で保管されています。
指の本数によって総量が変動しますが、自身の指を2本しか取り込んでいない時点ですら、誕生から間もないとはいえ特級相当の呪霊を術式を使わず圧倒。この呪霊、弄ばれて即死でしたね。
一度、虎杖の心臓を手でひっこ抜いて虎杖を殺しましたが、伏黒恵のことを気に入ったことから、虎杖のことを生かすことに決め、虎杖の心臓を治癒しました。
その際に契約『縛り』を虎杖と結びます。
内容としては、
① 『契闊』と宿儺が唱えたら一分間体を渡すこと
② この契約内容は忘れること
③ 体を明け渡している間は誰も殺さないし傷つけないこと
この『縛り』を結んだ事により、虎杖は②の内容の通りに契約を忘れています。
プロフィール
等級 | 受肉体(特級呪術師相当) |
嗜好・興味 | 食べること |
嫌いなもの | なし |
生得術式 | 御廚子(?) |
領域展開 | 伏魔御廚子 |
反転術式 | 使用可能 |
宿儺の能力
『呪いの王』と呼ばれている名宿儺は呪術廻戦の中で史上最高峰の実力の持ち主。
呪力量と呪術師としての技量はずば抜けていています。また、生前とほぼ同等の力を取り戻した際には、五条を上回り乙骨の更に倍以上の呪力量と、六眼持ちの五条には劣るものの高い呪力効率を誇ります。
この情報だけでももう既に最強なのに、宿儺は以下も可能とします。
- 欠損した部位の再生
- 反転術式を使用可能
- 結界を閉じずに領域を展開可能
また、呪術に関する豊富な知識があり、初見の相手であっても高度な予測から的確に対処可能。
焼けきれた術式の治癒や自身の呪物化、一度見たこと・経験したことをすぐに理解・習得する高い洞察力と学習能力もあるんです。
なんでも、出来ちゃいますね。誰が勝てるんでしょうか…?
術式
宿儺の術式の詳細は未だ不明。
作中では斬撃を放つ能力と炎の矢を放つ能力が確認されています。
斬撃を放つ術式
対象に斬撃を放つ術式で、目には見えないためほぼ回避不可能。
作中では2本の包丁をイメージとして説明されていて、斬撃は2通り。
解(カイ)
宿儺の通常斬撃で連射、形状の調節も可能な『解(カイ)』。手を構える動作のみで対象を細切れにしたり、ビルを真っ二つにすることが可能。
捌(ハチ)
対象の呪力量・強度に応じて一太刀で相手をおろす斬撃。状況にもよりますが、一太刀で敵を倒せる『捌』の方が基本的に高威力。
215話では捌を蜘蛛の巣のように放ち、広範囲を切り裂く蜘蛛の糸という技をみせました。
炎を放つ術式
詳細は不明。領域展開後の使用がみられたことから斬撃とは別の術式なのでは?と考察されています。
開(フーガ)
炎の術式。繰り出される炎の弓矢は、ビルの数倍もの高さの火柱が立つ程の広範囲かつ高火力を誇ります。最強の式神『魔虚羅』や特級呪霊『漏瑚』を一撃で粉砕するほどの威力。
領域展開『伏魔御廚子(ふくまみずし)』
掌印は、インド神話の冥府神ヤマが日本に伝わり仏教の天部となった、運命と死と地獄の神閻魔天の印となっており、様々な生物の頭骨に象られた寺のお堂が出現。
領域の中心は宿儺ではなくこのお堂。
宿儺の領域展開『伏魔御厨子(ふくまみずし)』を展開すると、術式が必中に。
領域が消滅するまでの間、範囲内の呪力を帯びたものには一太刀で相手をおろす斬撃「捌」が、呪力のない無生物には通常斬撃である「解」が絶え間なく浴びせられます。
さらに宿儺の領域は他とは異なり、結界を閉じずに逃走できる状態で生得領域を具現化します。相手に逃げ道を与える(結界内に相手を閉じ込めず、相手に逃げ道を与える)という縛りにすることで、必中効果範囲はなんと最大半径約200mにも及びます。
この厄介な縛りにより領域の出入りは自由にできますが、なんと言っても領域の範囲が広く、その上絶え間なく斬撃が浴びせられるため、一度効果範囲内に入ると脱出するのは無理。
結界で空間を分断せずに生得領域を具現化する「閉じない領域」を展開すろことも可能です。
結界を閉じない手法は、
- キャンパスを用いず空中に絵を描く
- 容器を使わずに水だけを投げる
- ハードを使わずソフトを再生する
などに例えられる神業で、満場一致でこんなことは「ありえない」と断言する程。
渋谷事変での行動
美々子・菜々子・漏瑚 死亡
脹相との戦いに敗北し気絶した虎杖に美々子・菜々子が10本の指を一気に取り込ませ、宿儺が一時的に肉体の主導権を得ます。
その際に美々子・菜々子は、夏油の解放を宿儺に懇願しますがあっけなく、一瞬にして殺されます。
漏瑚は、今のうちに肉体の主導権を永劫に独占するための『縛り』を虎杖と結べと言いますが、そんなことより宿儺は戯れに「俺に一撃でも入れられたら呪霊の下についてやる」と言う条件を付けて漏瑚と戦闘開始。
圧倒的な力の差で漏瑚は最後焼き殺されます。
宿儺に「千年前戦った中ではマシな方だった」「誇れ、お前は強い」と声を掛けるシーンは良かったですね。
\ 渋谷事変での漏瑚との戦いについてはこちらの記事で徹底解説 /
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八握剣異戒神将魔虚羅との戦い
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漏瑚を殺した後、自滅覚悟で伏黒が自ら召喚した『最強の式神 八握剣異戒神将魔虚羅』との戦闘を開始します。伏黒に死亡されては困るため、宿儺はすぐに行動しました。
宿儺は裏梅との別れ際に「俺が自由になるのもそう遠い話ではない」「ゆめ準備を怠るな」「またな裏梅」と意味深な言葉を残しています。気になりすぎる。伏線回収早くしてほしい…
全ての事象への適応能力をもつ最強の式神・魔虚羅に対して、領域展開と圧倒的な火力で対抗。この領域展開により半径140m圏内の全ての建造物・一般人が巻き込まれました。
その後、たまたまそこにいた呪詛師重面春太を、ついでのノリで殺害。顔面ズルズルになっていましたね。
肉体の主導権が虎杖に戻ると理解した宿儺は伏黒を渋谷事変の仮設本部に運び、虎杖に絶望を与えさせるため、自分と魔虚羅との戦闘で更地になった場所へ戻りました。鬼畜。
宿儺は誰が止められるのでしょうか?!今後も注目です!
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