注意:この記事は、重大なネタバレが含まれる可能性があります。アニメ派の方や、本誌をまだ読み進めていない方が閲覧する際はご注意ください。
特級過呪怨霊『祈本里香』、乙骨憂太の2人についての基本情報や関係性、成仏したはずの『祈本里香』はなぜ姿を変えて『リカ』として、乙骨のそばにいるのかなど徹底解説します!
また、最新”261話”での、”五条復活の正体”の中身は、なんと乙骨憂太?!乙骨のコピーはどこまでできるのか!最強に仲間思いで、最高にかっこよく強くなった乙骨について見てみましょう!
乙骨憂太の基本情報
プロフィール
名前 | 乙骨憂太(おっこつゆうた) |
所属 | 東京都立呪術高等専門学校二年 |
等級 | 特級呪術師(特級被呪者)→四級呪術師→特級呪術師 |
出身地 | 宮城県仙台市 |
領域展開 | 真贋相愛(しんがんそうあい) |
術式 | ①リカ ②術式の模倣(コピー) |
反転術式 | 使用可能(自身・他者共に可能) |
『乙骨憂太』は、心優しく人情深い温厚な性格。
五条悟からは「自らと並ぶ術師になる」と評されており、元々ネガティブで内気な性格でしたが、呪術高専に入学後は様々な経験を経て、本来の強さを見せるように!
術式について
①リカ
乙骨と『リカ』の接続持続可能時間は5分間のみ。
リカの体内には多数の呪具を格納されており、顕現時は戦闘面で乙骨の支援を行います。
里香の死を拒んだことで、乙骨自身が里香にかけた呪い。現在は、『里香』が解呪・成仏したことにより、「外付けの術式」として乙骨に膨大な呪力を託し、それが特級過呪怨霊「リカ」となって顕現しています。
②術式の模倣(コピー)
乙骨の本来の術式で、リカと接続している5分間に限り、他者の術式をコピーして使用可能。
0巻の夏油との戦いでは、狗巻家相伝の高等術式である『呪言』を再現しましたよね。この、術式コピーはなんと無条件で可能(術式は本来1つしか使えないため、もはやチート)。
現在使用可能な模倣/6種類紹介
①呪言:狗巻棘
0巻・夏油との戦闘では、蛇の目と牙の呪印が書かれた”拡声器”を生成して使用していました。
しかし、本編では狗巻同様に口元と舌に呪印を出現させていました。
②式神術:ドルゥヴ・ラクダワラ
式神の軌跡を領域とする術式。
ドルゥヴは2種類の巨大な式神を使役していましたが、乙骨は自らの髪を媒介として小型の式神を複数体生成。
③空を操る術式:烏鷺亨子
空間を写真状の面で認識して、掴んだり引っ張ったりと自在に操作することができる術式。
捉えた相手の面ごと割り、吹き飛ばす宇守羅彈も使用可能です。
④G戦杖:シャルル・ベルナール
自身の武器で傷つけた相手の未来が視える術式。
武器に血(インク)が溜まっていけばいくほど、更に先の未来を視る事ができます。
シャルルは大きなGペンですが、乙骨は刀で代用。
⑤「捌」:両面宿儺
呪いの王・両面宿儺が扱う術式の1つ。
対象の呪力量・強度に応じて最適な斬撃を自動で繰り出し切断。
直接触れる事で発動しますが、領域では必中となるため触れなくても発動可能。
⑥邪去侮の梯子:来栖華
※まだ、使えることが明言されたわけではありません。
「あらゆる術式を消滅させる」という以外詳細は明かされていません。
⑦無量空処:五条悟 “New 最新261話より“
なんと、最新話で「身体が真っ二つになった乙骨」が「死亡した五条悟の身体」を使って、宿儺の前に現れました!衝撃の展開!!
五条悟の『六眼』を使用し、領域展開『無量空処』を使用!
→※なぜ、乙骨が五条悟の身体を使えたのでしょう?
【261話の五条の正体→乙骨憂太であることが判明!解説します】
- 羂索(夏油)が乙骨との戦いにより死亡→羂索をリカが捕食
- 羂索の肉体から術式をコピー
- 羂索の術式である「他者の死体に自身の脳を入れ替えることで、その肉体を乗っ取ることが可能な羂索の本来の術式」を使用可能
→乗っ取った肉体に刻まれた生得術式・記憶がそのまま引き継がれる - 乙骨が両面宿儺との戦闘にリベンジ
この作戦により、乙骨・リカは羂索の術式を獲得し、家入硝子のサポートもあり「五条悟として完全復活」。
この額の縫い目は、羂索の術式を使い、乙骨の脳を五条の身体へと入れ替え、縫合した痕ですね。
乙骨…かっこよすぎる。
反転術式
乙骨憂太は自他ともに反転術式の使用が可能です。
扱うのは非常に難しい能力『反転術式』ですが、乙骨の持って生まれた才能も相まって可能にした、とても貴重な能力です。
乙骨憂太:領域展開 『真贋相愛(しんがんそうあい)』
呪術廻戦178話「仙台結界」にて、乙骨の領域は初披露されましたが、黒沐死の乱入により領域が解除されていて詳細は不明のままでした(この時分かっていたのは、発動時の掌印のみ)。
249話「人外魔境新宿決戦21」・両面宿儺との戦闘時において、二度目となる領域展開を披露し、『真贋相愛』であることが分かりました。
真贋相愛:領域の効果
乙骨の生得術式である『模倣』。ストックしてある任意の『模倣』の一つを領域展開の必中必殺に付与するというものです。
領域内に刺さっている無数の刀に乙骨のコピーした術式が内包されていて、どの刀にどの術式が入っているかはランダムとなっています。刀を持った瞬間、乙骨自身はどの術式が内包されているかを知ることが出来ます。
ちなみに、使用できるのは「一刀につき一度きり」ですが、「一刀につき“使用が”一度きりなだけ」。どの術式を拾えるかは刀を持つまで分かりませんが、何度でも使うことは可能となります。
領域内でもリカを使用できるのと、非常にレベルの高い結界の運用「必中術式の対象者の任意選択」も使いこなしていることが判明しました。
祈本里香ってどんな人物?
祈本里香(おりもとりか)は、『呪術廻戦』の前日譚『呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校』の登場人物。CVは『鬼滅の刃・甘露寺蜜璃』でお馴染みの花澤香菜さん。豪華です。最高です。
祈本里香はロングヘアーで笑顔が可愛く、口元にホクロがあるのも特徴的な美少女。11歳にして自分の容姿に自覚的で、時折意図的に大人でさえ操ってしまうような言動がみられるちょっとおませさんな少女です。
嫌いなものは憂太以外の人間(特に女性と年上男性)、一途で憂太のことがとにかく大好きな少女。
乙骨憂太との運命の出会いと突然の別れ
里香は小学校を入学する2日前、父に登山に連れられ共に行方不明となります。その1週間後、山頂近くの避難小屋で里香だけ見つかり保護。
その後、検査入院した病院で当時肺炎で入院していた乙骨憂太(おっこつゆうた)と出会います。
里香の父親はそのまま失踪し生死不明。母親は里香が5歳の頃に原因不明の急死をしています。
その母親の形見である結婚指輪を勝手に持ち出し、憂太の誕生日にプレゼントします。
里香:「婚約指輪」
憂太:「こんにゃく?」
里香:「約束だよ 里香と憂太は大人になったら結婚するの」
と、可愛らしく素敵な約束をした二人でしたが、その帰り道に里香は憂太の目の前で交通事故に遭い、頭が潰れて即死というショッキングな亡くなり方をしてしまいます。(祈本里香 享年11歳)
筆者は大人になって幸せな二人の姿が見たかった…。
祈本里香が亡くなった後『特級過呪怨霊』に
交通事故で他界した直後、動くはずのない里香の腕が、突然の出来事に唖然とする乙骨の足を掴み「憂太 大人にな”あたあら”あ 結婚する”るるるるる”ん」と完全に呪いとなりました。
ここで、『特級過呪怨霊・祈本里香』の誕生です。今までの可愛い少女の姿ではなく、醜悪な容貌へと変化し、性格も凶暴に。
憂太に危害を加えようとする人間には容赦なく攻撃をします。
特級過呪怨霊になっても、憂太のことが大好きなのは変わりませんが、可愛い里香の面影はどこにもない…。なんとも言えない気持ちになりますね…。
乙骨と里香ちゃん
以降、彼女は怨霊となって乙骨に取り憑きます。
乙骨が学校に行く場面では、いじめっ子4人に取り囲まれた乙骨は「こっちに来ないで」という言葉も無視し、彼らは乙骨を殴ろうとしました。
乙骨のこの言葉は、彼らに向けたものではなかったのです。
突然現れたリカの大きな手はいじめっ子を覆い、4人は狭いロッカーに詰め込まれ重傷を負ったのでした。 リカは、乙骨に危険・危害が加えられそうになると勝手に現れて、周りを攻撃するようになりました。
里香の攻撃がエスカレートしたことにより、乙骨の秘匿死刑が決定しますが、五条悟(ごじょうさとる)の取り計らいにより乙骨の呪術高専への転入が決定。
ここから乙骨は特級過呪怨霊となった里香の呪いを解くために、呪術の勉強を始めます。
特級過呪怨霊・祈本里香の能力
『特級過呪怨霊』は、『通常の特級呪霊』よりも強い力を有しています。
また、乙骨と里香は乙骨優位の主従関係の為、里香の力は乙骨憂太も行使可能。呪いの女王とも呼ばれている祈本里香(リカ)の能力についてみていきましょう。
底なしの呪力
「変幻自在で底なしの呪力の塊」であり、乙骨の為ならどんなことにも応えます。『術式』の再現を可能にし、さらに呪力で乙骨の身体能力を大幅に底上げしています。
呪霊・特級過呪怨霊としての強さ
里香は非術師の家系出身ですが、乙骨は超大物呪術師である菅原道真の末裔。そのため乙骨は莫大な呪力を生来備えており、それが過呪怨霊化した里香の莫大な呪力の源となっています。
このことより、百鬼夜行の真の目的が乙骨の殺害および里香を入手と明かした際、夏油は「主従契約があろうとなかろうと 首をすげ替えてしまえば 呪いなんていくらでも取り込めるんだよ」と発言しました。里香を手中に収めるには、乙骨に肉体を奪ったうえで、主従制約の主を夏油自身に上書きする必要があるわけです。
里香を制御するためには、乙骨が必要不可欠な存在であり、乙骨が主従関係を結んだからこそ里香は特級に分類されるほどの過呪怨霊に変貌したということです。
『呪いの王・両面宿儺』と『呪いの女王・祈本里香』はどっちが強い?
『呪いの王』両面宿儺は主人公・虎杖悠仁に憑き、『呪いの女王』里香は乙骨憂太に憑いています。また、宿儺も里香ちゃんも爪が黒い!共通点が多いですね。
この両者の強さについては、ファンブックにて宿儺のほうが上だと明言されています。
乙骨のためになんでもする里香ちゃんでも、最強と言われている宿儺にはさすがに勝てないのかもしれませんね。
『里香』と『リカ』
解呪は完了し里香は成仏した
0巻のラストにて乙骨と里香が夏油との戦いに勝利した時、生前の美しい少女の里香が現れました。
里香の憂太に対する想いから呪いになったと思われていましたが、乙骨があの交通事故が起きた時に「死んじゃダメだ 死んじゃダメだ」と里香の死を拒んだことで、乙骨自身が里香にかけた呪いだったんです。
0巻ラストにて五条悟により「呪いをかけた側が主従制約を破棄したんだ かけられた側が罰を望んでいないのであれば 解呪は完了だ」と話されています。
このシーンを見ればわかります。里香は乙骨に対して罰なんて考えてはなく、むしろ時間をくれたこと、側にいれたことに対して感謝までしていますね。もう、筆者号泣。
「バイバイ 元気でね あんまり早くこっちにきちゃダメだよ?」と里香は成仏し、五条も「解呪完了」と言っていました。
なぜまだ乙骨の側に、特級過呪怨霊が?
里香は成仏されたとされているのですが、本編では乙骨の側にはまだ特級過呪怨霊が登場します。
なぜでしょうか?
0巻にて五条は「呪いは者に憑いてる時が一番安定するからね」と言い、実際に里香の指輪を依代として里香を呼び出したこともあります。里香は刀や指輪を経由して顕現するということになりますね。
考えられるのは、人間だった『里香』は成仏したが、憂太を大切に思う気持ちは変わらず守りたいという気持ちから『リカ』を式神として乙骨の側においた。あるいは、『里香ちゃん』と本編で登場する『リカちゃん』は表記の違いから別の呪霊ではないか。
など、このことについてはいろんな考察があるようです。ぜひ、ご自身でも考えてみてください!
『リカ』は里香の成仏後、乙骨に残された外付けの術式と呪力の備蓄
『里香』が解呪・成仏した時に、「外付けの術式」として乙骨に膨大な呪力を託しており、それが特級過呪怨霊「リカ」となって顕現しています。
指輪を通して「リカ」と接続するとその間のみ、以下の3点が可能になります。
- 術式の使用
- 「リカ」の完全顕現
- 「リカ」からの呪力供給
指輪を通して接続している間は「リカ」の完全顕現が可能になるという事ですね。
乙骨とリカの接続持続可能時間は5分間
また、第178話で明らかになったのが2つ!
- 乙骨と『リカ』の接続持続可能時間は5分間だけ
- 乙骨の術式は『模倣(コピー)』である
ということが明らかになりました。
乙骨が式神のように完全顕現『リカ』を使える時間も、術式「模倣」(コピー)を使えるのも、『リカ』との接続持続可能時間である5分間の間に限られるということになるわけです!そして、外付けの呪力備蓄庫として『リカ』を使い、乙骨が『リカ』から呪力をチャージできる時間も5分の間だけに制限されるというわけです!
この5分間でこれからも2人はたくさん活躍してくれるでしょう!今後も期待です!
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